響がいない

月に一度の役員会だった。
コムロ隊長撮影編集の
アニメイベント「メキシコ編」と「香港編」がスクリーンに流れる。
エライこっちゃ。
大連工場はこの一年フル操業だったのに
更に大閃光の製造を倍増しないといかん。
誰か中洲の指示に従って製造自動化やってくれないものか。


昨晩古賀の居酒屋蔵で光らせて
今日15時間経ってもこの通り輝いている。
これは確かにサイリュームの革命だ。

夜博多駅そばの居酒屋で会食に誘われた。
中洲の誕生祝いも含まれた。
フィッシングショー以来「サプライズ」攻め。
中洲慣れてきて「泣かされなく」なった。
それよりサントリーの「山崎」が置いてあって
中洲急いで「ダブルハイボール」二杯をかき込んだら「品切れ」に。
ヤッパリ山崎は美味いねえ。
涙が出るほど美味かったあの「響」は街から消えたままだ。


誕生チョコレートメッセージケーキ。有り難う。

風が吹いたら

久しぶりの日本となると、どうしても居酒屋が恋しい。
会社引けると老婆ラオポに断り言って
勇躍飲み会に繰り出す。

今日の相手は前戦東京支店商品本部のヤマダボスと
居眠り遠賀工場の開発部隊だ。

ヤマダさんは10年ほど前、面白いLED発光体を発明した。
3枚のアクリル板を3個のLEDライトで交互に点滅させる
アニメのディスプレイだ。
これまでこのアイデアで幾十もの製品を出している。
要はオリジナルは何度も美味しいと言うことだ。

地元古賀市では美味い居酒屋が少ない。
その中で「えんや蔵」はお薦め。
先ず懐が痛まないのがいい。

顔触れとご時世から話は「商品開発」
そして核心的開発ターゲットが
「光るうちわ」に辿り着いた。

「LEDの光るうちわ」はロングラン商品で
某社が特許を取得して高収益を上げている。
ヤマダさんの話が面白い。
同業者誰もが「光るうちわ」なんか自分も考えていた。
「あれが特許になってケシカラン。
類似品には何時も警告書が送付される」と。
何の事はない。考えて手を動かしたのが某社と言う事だ。

何故「光るうちわ」が売れるのか?を考えよう。
中洲の経験則では、夏、暑いと神経と財布が緩む。
そしてヒカリモンにたやすく小銭を払う。
が、8月15日必ずそよ風が吹いて人は理性を取り戻し
絶対「光るうちわ」なんか買わない。
それが毎年繰り返される。
従って
「サイリュームの光るうちわを
今年6月から発売するのは絶対の狙い目だ」

帰りの車で中洲発案した。
「どうやって軽く仕上げるか?
どうやって発光させるか?
どうやって明るく一晩光らせるか?
どうやってメッセージを書き込むか?」
鬼のラオポにたどり着くまでに構想を仕上げた。

皆さんには今後このエキサイティングな開発と販売物語をお届けしよう。

自分の畑

バレンタインデー。
今年は4件からチョコを頂く。ホワイトは大奮発しよう。

アリちゃんがやって来る。
大閃光ペイントのトリガーの金型の磨きが終わって
遂に完成した。記念写真を撮る。

どんな画期的な商品でもマーケッティングがまずいと悲惨なことになる。
直ぐにパッケージと仕様書を作り
広報やって世間の注目を集めなきゃいかん。
出費もかさむがこれからが勝負だ。

ガミガミ言われて落ち込む戦友アリちゃんに理解を求めた。

商品開発では
(1)自分の畑を他人に荒らされんように自社商品の強化をしなきゃ。
(2)逆に新事業開発で他人の畑を荒らさんといかん。
問題はみんな自分が専門家だと勘違いしていることだと思う。
これを社内に伝えよう。

富士フィルムの社長の口真似しちゃいかんが・・。
少しだけ許してもらうと。

3年前のこと、BiRodを上市してね。
わしゃ水中の様子をリアルに見たくなった。
それで日比谷のビックカメラでGOPROの社員に聞いた。
「済みませんがGOPROのWiFi機能を使って
水中をリアルタイムで見たいんですが」
「あなたねえ。水中では電波が通らないから
WiFiで送信できないってことも知らないんですか」
老兵バカにされてカチッと来たね。

会社に帰って開発館の仲間に
「空中ならアンテナからケーブルでテレビに繋いでいるじゃないか。
水中でもケーブル張ればいい。やってみようよ」
やってみればちゃんとWiFiはスマホに送信されている。
特許出願したら「そんなバカな」と特許庁も半信半疑でやって来て
「自ら進んで」特許にしてくれた。

ここに専門家の危険がある。
自分の畑が他人に侵害されたのだ。
その社員が会社に持ち帰って研究室に
「こんな馬鹿親爺がやって来てこんなこと言った」
と報告すべきだった。

さてこの件を我が社に置いてみよう。
「こんな商品出来ませんか」
「大閃光もっと長時間光らせませんか」
そんな質問を受け流していたら水中無線ケーブルの逆のケースが起こる。

この辺の話をアリちゃんにする。
だから商品開発を急ぐのだと。

任侠劉さんと再会

昨日WUさんが
「明日は何も出来ないから、中洲のアイデアは今日のうちに」と
革新大閃光エイトを仕上げておいた。
だから今日は開発はお休みだ。

今日は街中が仕事納め。
にこやかな挨拶が充満して何処にも執務の気配はない。
「役所に挨拶に行きたい」
と言うチンユイ社長に同行することにした。

賢明なチンユイさん予めメールで
「うちの中洲が今年大変お世話になりました。
貴方と大連に感謝してます」伝えているので
役所のお偉方も待っていてくれる。
何よりこの時期大連への投資を大きく増やし
見事な工場を建てたルミカとチンユイの手腕に
喜んでいるのがわかる。そのぶん期待も大きい。

凄いのは習近平書記の指揮の下で
収賄官僚を片っ端から牢屋にぶち込んで
次は管理職の首のすげ替えが猛烈に進んでいる。
優秀な人材は腐るほどいる。
皆さんへの挨拶は日本からの小さなプレゼントと
日本の礼儀が生きる。
そして何より老朋友(ラオポンヨウ)の関係だ。
今日は何回「老朋友!」を発したことだろう。
若しかしたら中洲の場違いな呼び掛けかもしれんが
一番シックリする中国語だと信じる。
おまけに発した本人が無性に懐かしく嬉しい気分になる。
「もうこれっきり会えんかもしれん」と。

圧巻は旅順口区「衣書記」だ。
去年12月挨拶させて貰ってこの人物に中洲心底惚れ込んだ。
器が違う。
きっと中央への階段を上がるだろう。
寒い中、我々2人の到着を玄関の外で待ち受けてくれた。
素晴らしい話の舞台へ行くエレベーターの中では
10年ぶりに昔の地元の鎮の書記と出会って
思わず中洲の「老朋友!久しぶり」に
嬉しそうに「ユエンティエンだな」と。
中洲、即座には相手の名前が浮かばないので
「インタオ(桜桃)先生」と応えたら喜んだ。
彼は今でこそ旅順半島が一大産地となった
桜桃の生みの親の一人だ。
エレベーターが書記のフロアーに着いて先生と別れた。
豪華な書記の応接室でチンユイさんが日本仕込みの礼儀作法で応対。
和やかな歓談の後旅順の歴史の分厚い書物を頂いた。
宝物にしたくて書記にサインをねだった。
多分名筆じゃないかな。
帰って老婆ラオポに判定してもらおう。
知的で美人の孫局長とも楽しい語らい。

中洲の「任侠の劉さんに挨拶に行こう」に
チンユイさんも同調して北海鎮に伺う。
劉さんは2年前に比べると物腰柔らかく少し老け込んでいる。
日本の「老朋友」がやって来たと言うので大層なご馳走。
流石に海の男の海産の素材は秀逸で
調理法も又自然の味を良く引き出していた。
最後のお茶は多分「岩茶イエンチャ」で
一壷分づつ小さな缶に入っている。
今まで味わったことのない代物。
劉さんが中洲のポケットに5,6個ねじ込んだ。
恐らくだが、ひと缶1万円するだろう。
胡服に身を包んだ眼を見張る美人のお嬢さんも話に加わった。
劉さんが実にいい顔にほころぶ。

4人の子持ちのその若夫人、
大好きな父親のその老朋友と言うことで
中洲への眼差しも優しい。
留学していたとのことで流暢な英語でも話題を作ってくれる。
彼女のご亭主も日本に行って
中洲の世話で黒川温泉に行った事が分かった。
次回会うことが有ればその幸せな若者を思い出すだろう。

話が弾む。
あの時の楽しい思い出は長城鎮の小ヤクザの王さんの事だ。
10年前だから未だ中国旅行客は皆お上りさん然だった。
その王さん、博多駅口のビックカメラで
300万円もするオメガの腕時計を買って
バスの中でも腕から眼を離さない。
「今何時?」 の質問に都度都度、嬉しそうに答える。
まるで小学生、それでもヤクザかと言いたくなった。
王さんのカミさんは鎮で食堂やってて
昼飯食べては亭主の悪口をしたものだ。

そんな話題に花が咲く中、
物静かな任侠劉さんの半目をつぶった横顔を覗くと
それが実にいい男。
この男にして素晴らしい娘だ。
その娘が親父に午睡を促し手を引くようにして自宅に連れ帰る。
門のところで待っていた奥さんが優しく腰を折る。
家の向こうの海辺には
貧相な真っ黒の木造漁船が10艘ほど静かに浮かんでいた。


任侠劉さんと海鮮料理

流れ

早朝の便で香港から上海乗り換えで大連に帰る。
時間を間違えて3:30に起きてしまった。

今日は最近の中国を洗い清めているDDの話をしよう。
米国でデビューした個人タクシーのウーバーが
瞬く間に日本を除く世界に広まった。

ここ中国ではこのウーバーを賢く発達させて
DDサービスが始まっている。
法の目が届かない街で最初に困るのはタクシーだ。
どこに連れて行かれるかいくらボラれるか不安に怯える。
中洲の経験では深圳が最悪だった。
香港に対峙する玄関として人の流れが尋常じゃない。
タクシー争奪戦と
雲助タクシーかもっと怖い白タクの横行を見ると
中国と中国人の資質を疑ってしまっていた。

それが突然乗り場の混雑と白タクが失せ
雲助がKSタクシーのように礼儀正しくなっている。
何のことはないDDサービスの出現による競争原理によるもので
独裁政府の強権発動ではない。

街までが劇的に装いを新たにし始め
巨大な秩序正しい近代国家出現が予感される。
行政の使命は人民の訓育と旧縄張りの維持、
従って体制破壊に繋がる革新の締め出し、
と心得たどこかの国が
経済の大停滞で笑い者になるのもそう遠くはない。
だがどちらの国もお正月は子供達に配る沢山のお年玉を懐に
嬉々として故郷に帰る風景は共有している。
アジアのそこがいいと感じてのキンギョさんとの楽しい旅だった。

若者たち

香港アニメエキスポ2日目。

お昼12時開演の2分後には
隠していた大閃光オレンジ段ボール1箱が
買い占められてしまった。

皆さん「オタ芸」って聞いたことがあるでしょう。
最近ビールのコマーシャルでも
一番売れっ子の俳優が「大閃光」手に
オタ芸を披露するまでになっている。

10年ほど前から一部の若者たちが
大閃光オレンジを使ってパフォーマンスの型を工夫し始めた。
「ケッタイな」「何だか凄いな」と意見は別れるが
懸命に技を磨いて新たな芸能と認知させたわけだ。
「誰がどう言おうと先ず自分が夢中になる」
若者の世界に共通する。

今度はそのオタ芸を世界に広げようと
ルミカブースでオタ芸教室が開かれている。
そりゃもう泣けるくらい日本の若者は親切で熱心だ。
生徒たちと言えば
昨日の顔ぶれが更に仲間を増やしてオタ芸を磨く。
それを見る観衆でルミカブース周辺は身動きが取れない。
コムロ隊長以下5名は物販と混雑整理で本当に倒れそうになった。

「来年は世界大会をやる。
各国の優勝者は東京大会に招待されて
ルミカの大閃光が300本贈呈される」のアナウンスに
場内は大歓声。

「発光を更に明るく時間を更に長くして使用量減らさせよう」
中洲は腹に決めた。


日本からやって来たオタ芸伝道師達

恨みのテキーラ

圳の定宿漢永から朝一番、
深圳ルミカのハシモト社長の名ガイドで香港に向かう。

DDタクシーで深圳のフェリーターミナルに着いて驚愕。
いつの間にか改装になって圧倒される豪華さとその美しさ。
春節という事でミカンの花が中国風景を残す。


ハシモト氏。建物が海のように波打っている。


ターミナルに見かけた2人用のカラオケボックス。
洒落ててグッドアイデア。
日本でも流行るだろう。全て日本の先を行ってる。



日本ルミカ香港でも火を噴く。
アニメフェスティバル香港C3AFA2018ではイベントの花形だ。
コムロリーダーの下でリー君ニシ君ファン君等の働きぶりに
(身体持つかと)心底心配する。
中洲は役に立たんので
終日大群衆の中で通路を確保するのに追われた。


1kgのアイリブにナイフを入れるマスター。

夜の食事は例のイタリアン。
ここのマスターいい奴で
ハッピーアワーを特別に適用してくれて50%引き。
ところが食後、テキーラのサービスは良かったが
ベッドの上で腹が苦しくて眠れない
恨みのテキーラとなった。

深圳に学ぶ

深圳の漢永ホテル、数時間で朝を迎えた。

藤岡淳一著「ハードウエアのシリコンバレー深センに学ぶ」が
書評に挙がっている。

近代史に残る激変の街だがその深圳が更に変貌している。
BiRod開発からカメラやモニターに手を出して3年、
中洲自身で探し歩くようになって深圳を肌で感じて来た。
この躍動を藤岡氏の著作がありありと伝える。
だがその驚異の深圳を歩く日本人が極めて少ない。

理由は簡単だ。

わけ知り顔の上司が若者の深圳行きを許さないのだ。
その結果その会社はドンドン発展から取り残されることになる。
一体全体その責任は誰が取るのだと言いたい。
そんな上役に高給払ってるのが今の日本の会社じゃないか。

藤岡氏も本能的に
極楽トンボ的大手企業の危うさを嗅ぎ取ったに違いない。
そこで深圳で喘ぎ回る小会社に身を置いて企業の生き様を学び
好著をモノにした。

日本人が見当たらないと自噴に駆られる中洲が深圳におります。

深圳で急ぎ開発協議したい会社が5社ほどあったが
何処も春節休みに入ってしまった。
その中でBTP社がわざわざ総経理が出社してくれて
特殊USBケーブルの開発を了解してくれた。
本当に有難いことだ。

シールメーカーを春節明けに訪問して
大閃光シールの製造を頼もう。

伊達マグロの店

2日間の開発合宿を終えて今日からギフトショーでその成果を問う。

場所は東京ビッグサイト、
僅か2小間だがシトミちゃんの見事なブースデザイン。
中央壁面に新型LEDペンライト・大閃光ブレード3種、
左壁面はサイリュームの革命児・大閃光エイト、
そして右壁面は大閃光ペイントと
この2日間で作ったそのアプリ製品群が並ぶ。
全て大閃光新製品で商品開発のルミカを打ち出している。

展示のマネキンのホッペに発光シールを貼れと言っても
誰〜れも同意しない。
2時間ほど展示場をイシバシ君と仲良く視察して
5件ほど貴重な情報を仕入れてブースに戻ったら
マネキンに人だかり。
その両方のホッペに可愛いシールが光っている。
さあどうやってこれを量産するか。

午後7時過ぎの深圳航空便で成田から深圳に飛ぶ。
そこでシールメーカーを当たろう。
深圳到着は真夜中。

ところで。
世の中の飲食店の動きが変じゃないかな。
5日は木場の人気の焼き鳥屋で合宿の延長、都合16名程参加した。
元々は門仲の地頭鶏(じとっこ)の店でやろうとしたが電話に出ない。
そこで代わりに何時もは予約が取れない筈の焼き鳥屋に電話。
な〜に楽々予約が取れるじゃないか。

今日はイワオ氏を誘ってミッちゃんとマオッチの4人で
月島のスペイン料理店に繰り出した。
不思議な事にこれも楽々で予約が取れる。
しかも店内は信じられない程客が少なく
大型モニターに映るスペインの風景と音楽がどこか虚しい。

実は今日のイワオ氏との話し合いは
彼の宇和島の伊達マグロのことだ。
極みマグロ専門の飲食店を新木場のルミカ分室で開店するという
奇抜な思い付きの是非を問う為であった。
不思議なご縁がそんな暴挙を喚起したのだ。
先ず世にあんな美味いマグロはない。
その会社がルミカ分室の500m先にある。
そして新木場は恐らく東京で1番美味い店が少ない所。


「信じられないほど美味い」と歓声、伊達マグロ

だが客が入らない飲食店の恐ろしさをこの2日で実感し
「ヤッパリ飲食店や小売店など
お客を待つ商売には手を出さん方がいい」と確信した。
EC拡大につれて店を構えてお客を待つ業態の厳しさが
日増しに日本の街を覆って来るようだ。
なんだか暗い気分に囚われる。

「会社という家族を守るには商品開発しかない」

シュシュシュッ

合宿2日目。開発が佳境に入る。

遠賀(おんが)の世間知らずの開発マン達に
ビジネスの激戦地東京の企画、営業マンが加わって
朝からワイワイ試作をやってる。

造作もない問題に右往左往する連中を尻目に
開発センスでは社内随一のヒハラ氏と光るボールに取り組む。
以前記したが、光るUFOボールで一世風靡した中洲も
光るサッカーボールとゴルフボールで苦杯を喫して以来
ボール開発は鬼門となっている。
何しろLEDの威力に勝てないのだ。

だがアリヨシチームの今回の発光ペイントの発光ゲルで
ボールの内壁を光らせば面白いことになる。
輝きが違うはずだ。
いくら口を酸っぱくしても連中は動こうとしない。
本当に開発マインドが欠落している。

ヒハラ氏が見つけたPVCボールでやってみると
見事にボールが輝くじゃないか。
PVCだって選べば問題ない。
次にこの光るボールを手に支店内を歩き回る。
デザインに没頭中の若いスタッフ達に見せながら芋づるネタ探しだ。
先ず光るコスチュームにチャレンジ中の大好きなお針子娘を捕まえた。
コスチュームにLEDを仕込んでレースを光らせていた。
LEDの代わりに
PVCの光るパンティを穿かせるのを提案したが
却下された。

「タケウチ君、ところでいつかテーマパーク向けに
パンチを出せば奇声を発するグラブ作ってたけど、あれあるかな」
お針子さん沢山のサンプル箱から取り出してくれた。
「このグローブ光らせたら面白くないかな」
これを手にして奇声とパンチを繰り出しながら注意を引こうとしたが
誰も乗って来ない。

そこで何事にもシャープなイシバシ君を捕まえて
「光るグローブ、ダメかな」
「・・・面白くない。格闘TVゲームで・・
そうだスポーツセンシングの光センサーに使えば」
「そうか。TV画面に向かってシュッシュッとパンチを繰り出せば
そのグローブの光のスピードをセンサーが感知して
敵が避けたり倒れたり・・・」
拡張現実の世界が出現する。

シュシュシュッと

急いで電子回路サワダ氏に電話。
子細を伝えると
「分かった。3つほどプログラムが浮かんだ。直ぐに着手する」

考えてみりゃ中洲は何もやっていない。
だが誰かが大ヒットを産ませるように
中洲をあやつっているんじゃないかな。
この新製品の企画が成功すれば第一の功労者はイシバシだ。


左は光るオッパイになるかな。