凄いニッポン人

今日のトピックは何と言ってもあの養殖マグロの冒険家イワオ氏に付いて、移動イケス開発現場の視察でした。

イワオ氏と謎の開発マンは正に「類は友を呼ぶ」って感じだ。その開発現場は、ルミカの目と鼻の先の神湊漁港から玄界灘に抜けた水際に建つぼろ家でした。朽ちた旅館を改装した代物らしい。だいたい曲者のイワオ氏は実態を前以て明かさないのが主義らしい。今回も誰に何の目的で会うのかよく掴めていなかったのです。

「とにかく凄い男がいる。会わせよう」だ。
その凄い男は長崎の大学の教授の肩書。開発現場に引率される途中で「ガイアの夜明け」にも登場した先生だとイワオ氏耳打ちする。

真っ暗な海、直ぐ軒のそばまで打ち寄せる波、今にも崩壊しそうなバラック建てを至る所補強を重ねてその工場は動いていた。平日は大学院で教鞭をとって週末この工場で移動イケスの開発に取り組む。何とまあ大時代的所業じゃないか。要は魚のイケスを規格軽量化して精密制御を付加し、トラックや飛行機で魚を(元気に生かして)運搬しようという容器の開発だ。まあ秘密を守る為かもしれんが古き良き時代のモノづくりで哀愁さえ漂わせている。

厚い胸板、精悍な顔つき、静かな物腰、それでいて野心家の気迫、その先生十分に役者としても通用しそう。中洲は装置は勿論、梁の補強、床のレベル出しまでつぶさに観察してコストも採算性も掴んだが、コメントは執念の開発者に失礼な気がしたので差し控えた。実は中洲もアイパオイケスでアンモニア吸着に「ゼオライト+麦飯石」のデザインは仕上がっている。いつかこの日本の古典的開発マンとアイパオを前に夢を語り合う時があるだろうか。

さて皆様、なぜルミカがこの現場に同席したかと言うと、水槽の魚の状態を遠隔からリアルに鮮明に観察し記録できるカメラの提供を頼まれたからだった。「実はカメラはど素人でね。本業はこれケミホタルです」「あ、そう。ケミホタルなら長崎で釣りで昔から世話になってる」この挨拶の後、中洲が持ち込んだ「Bi水族館」は使えないと判明。

先生の目的は例のチョロQカメラで最高の解像度の最新版を探すことだ。これは今日新調のグレーのキャリアスーツで決め込んだイシバシが引き受けることになった。帰りの喫茶店で知ったのだが、彼女素早くネットを検索し、先生のカメラの中身を割り出していたのだ。007のスパイもどきだね。そんなわけで開発野郎どもの思い思いの武装が解かれたのは夜8時前でした。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください