5歳の子供

7/14(土)22歳のその娘は博多の中洲でバーやっておりました。店がどうにか軌道に乗ったので祖母の元に預けていた息子を店に引き取ります。

母親として振る舞うのは初めてのこと。ぎこちなく「電車に乗せてあげよう」と息子を西鉄急行電車に乗せて天神から春日原の大神家に向かいます。息子は生まれて初めて乗る急行電車、車窓の街の景色がどんどん後方へ移るのにおどろきながら女性を観察します。地味な和服に身を包んでいます。「大きい姉ちゃん」と呼ぶのも憚られかと言って「かーちゃん」と呼ぶのも恥ずかしく生まれて初めて誇らしくウキウキしました。春日原まで立ったまま、母親はずっと窓の外を眺めて無言でした。昭和24年の春中洲士郎5歳になったばかりでした。

あれから70年。筑紫野のイオンモールの3階。前を歩く息子夫婦とワガママ一杯の5歳と7歳の孫を見ながらあの時の記憶が蘇りました。「今日は金持ちの爺ちゃんにおもちゃを買ってもらうのだ」と連れ出されております。

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