アイパオの話(その18)

最終第5戦は岩手県花巻市にある某大学オープンキャンパスのシャワールームです。

大学生達が大震災救援活動で頑張っています。ここではジャグジーを提供しました。学生たちはそりゃ楽しそうに手伝ってくれます。感じたのは自分たちの住まいを作るのは物凄く楽しいってことです。

上海の空ビの会社に格安で分けて貰ったジャグジー

以上が東北での都合9棟の救援用アイパオ設置の記録です。息巻いて救援活動なんかしましたが「果たしてあれは何だったのか」と自問自答しておりました。しかしこうして思い出して 皆様に記録を綴っておりますと少しは意味があったような気がして参りました。

人が喜ぶ姿を思い浮かべながら家を建てるのは一番楽しい仕事です。家というのはそして家のあるじとは本来そんな役割のものだなと感じた次第。だから素人が建てれる合理的なハウスキットがあるといい。これで東北作戦活動の報告を終えます。

この後も宗像大島の避難所や熊本震災救援施設にアイパオを提供しますが密かに狙ったブームは起こりませんでした。

東北転戦終えた翌年の暮れ、ここは江東区木場にあるバー・コルの止まり木。あの小生意気な娘ミキと被災者救援活動について議論しております。思うんですが女性と男性特に若い女性との討議は何かこう本質の部分で噛み合わないようです。

「なあ。あの瓦礫の中に風呂の水が流せないって馬鹿じゃないかな東北の人間って」「何よ。その差別的発言。当たり前でしょう。私だって髪や身体を洗った汚い水を地面を這って流すのって嫌よ」「だって時と場合を考えろよ。自然災害は戦争なのだ」

そう言うもんか娘ってものは。若い男には誰にでもデレデレする癖に親爺には手厳しい。ドン・キホーテにも宿屋で底意地の悪い3人の小娘に手酷い仕打ちを受けて落ち込む場面がありましたが。

戦争では責任ある命令指示系統がなければ敗戦と膨大な同胞の死が待ち受けます。そして敗北の認識と迅速な戦後処理が復活に不可欠。東日本大震災は日本の完全敗北。限りない復興浪費。そして虚無感。矢張り戦争には「備え」と賢い司令塔が要ります。

とにかく彼女の話は長い。夜中の2時3時迄の議論はへっちゃら。「難民も被災者も憫むのは止めろ。ビ・ジ・ネ・スの話をしなきゃ」その中洲の結論へこの娘を引き込もうと焦る親爺にその小娘ミキが突然運命的な話を持ちかけるのです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください