チェリービールの話(その9)

残留農薬バスターの登場です。

皆さま大連政府とチェリービール開発の約束を果たすために6月3日から大連に来ております。いよいよ今年も旅順半島はチェリーが朱色に染まりはじめ半島の北側道路ペイルー(北路)の道沿いはチェリー売店(売人)が軒を連ねてました。

実は6月26日から3日間北京で大規模な防災展が開催され今回初めて海外展示会でアイパオを出展するのです。その為に相棒のオーノやイワモトが準備で悲鳴を上げている最中でのチェリー騒動。大連工場は正に混沌の極みです。辻褄合わせで後から理由をこじつけるのは中洲の常套手段でしたが今回はちと苦しくて。それで開発の日取りを中国の3連休6月7日から9日に置いてなるべく社内の目に触れないようにしました。

ところが6月6日大阪からシャープなイケダとキュートなバンちゃんのチェリービール開発チームが中洲の応援にやって来るのでさあ大変。チェリーの先輩としてしっかり実験計画を組んで置かなくっちゃいけません。

そこでチェックポイント

★先ず安全なチェリーの確保。

★残留農薬のチェック

★加工向け最適品種の探索

★加工技術の確立

★レシピの決定

★日本に持ち帰ってビール製品化の研究

★大連政府との間で品評会の開催

素性の知れないチェリーを市場で買うのは心配だから哲人張先生のところの由緒正しいチェリーを使用することに決めておりました。一部の日本のブランド加工食品にならって使用した原料の生産者を明示するのです。

それで残留農薬の有無を調べます。方法はこんな仕組みです。化学発光が反応物質(CPPO)と酸化剤(H2O2)これに触媒が反応はを促進して化学発光を生じると前にも述べました。じゃあ触媒を入れずに更に反応を抑制する物質を入れておいて残留農薬や洗剤に吹き付けると化学発光を起こすのです。中洲がこれを残留洗剤チェッカーと称して売り出したけど今まで売上ゼロですね。判定が絶対信用できるかと問われれば「ノー」です。しかし自分で使う分は構わないでしょう。

中国のこの時期手土産と言えばみんな2kg箱入りのチェリーです。そして業者は色と甘味を激しく競っています。不用意な言動は物議をかもすので慎まなきゃいけませんが6月4日土産に貰ったチェリーで発光テストしたらヤッパリ光りました。食べる気がしなくなります。言っときますが日本の市場で求める果物も大抵光るのです。果物や野菜を洗わずに皮ごと食するのは控えられた方が安全です。

そこで張先生と社員を前に同じテストする事にしました。流石に先生はじめ皆さん不安気です。だが見事に発光しません(予想していた通りでしたが良かった!)ついでに張先生農園で収穫したばかりのイチゴをテストしたら発光してしまいました。

農薬は散布していないが甘味を増すために特別の有機肥料を使用しておりそれに問題があるのかもしれません。張先生も農薬バスター・世紀の大発明(?)にひどく感心していますが今回は使用するチェリーの安全性確認が目的です。だからこれ以上の探求は控える事にしました。

収穫された紅灯の熟成品を使って工場で所定のレシピでジャムにしました。色が濃すぎてアウトです。そこでチェリー最適品種探しに次の行動の照準を合わせました。

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