泣かされ士郎

2/4(日)アッコ監督の完璧な運営のもとで
フィッシングショー大阪2018が終わった。


BiRodで撮る。

ルミカスタッフ60名程が
競うように各自自分の役割を果たし、演技を披露した。
ナカタニ組の大人気神経締め残酷ショーを
カワジリ君の笑顔のルミカストーリー講演が癒した。

中洲は敢えて制服を取り
聴衆のフリをして最前列でカワジリ君を応援していた。
ところが不覚にも連中が仕組んだ罠にはめられたのだ。

「今日は皆様に主人公中洲士郎を紹介します。
壇上に上がって下さい」とカワジリ君。
絶対に壇上には出ないからと釘を刺していたのにだ。
内心舌打ちしながらも
可愛いカワジリ君の為と下手な挨拶をして
そそくさと縁台を降りたら、又呼び戻される。

「中洲の40年の労に報いるために社員からのプレゼントです」
と言って、背広の仕立券ボードと40年モノの赤ワインを渡された。

今日は「泣かされ士郎」
本当に泣き出したくなったのであります。

ですから、
「どうしてもやるぞ。開発合宿」と
いよいよ新製品開発にハッパをかけ、
みんなの年収100万円アップの空手形を切りまくります。

可哀想なのは合宿の連中、
中洲へのプレゼントのカンパに応じさせられ挙句、
開発合宿で大阪から更に上京させられました。

Bi水族館のお披露目

2/3(土)大阪フィッシングショー2018の2日目、
一般日は終日凄い賑わいでした。

今回の沢山の新製品のうちで中洲の思い入れが強いのはBi水族館だ。
釣りの見本市だから
「30m海底の様子をタブレットやゴーグルで見ながら釣りが出来ます」
とうたうべきだが。

格好付けの中洲の意を汲んでアッコが準備したのは
池に泳ぐザリガニ、エビ、メダカだ。
ゴーグルに威嚇するザリガニを観て大人まで歓声を上げている。
「子供達が小川でタガメの観察に使えます」と説明している。

実際は農薬まみれの日本の小川には
西洋タニシ以外殆ど生物は生きていやしない。
その実態に子供達が拳を振り上げるのを中洲は期待している。


2年も要して完成した「Bi水族館」の仕様は次の通り。

球状のVR360°USBカメラは単純構造だから極めて安価だ。
これに5個のLEDを円周に植え込み
6芯のUSBケーブルで防水ケースから取り出して
タブレットかVRゴーグルに繋いでいる。
着想はカメラが防水ケースから取り出せないところにある。
言わば使い捨て完全防水カメラだ。

30m潜れる360°カメラとLEDライトなら10万円じゃ手に入らないところ
水族館なら2万円。
この圧倒的低価格をもうじき世間が認めてくれるだろう。
26,000円のVRゴーグルも市場性あるが
現在開発中の「Bi水族館用」に特化したODMを出した時が
真の完成だろう。
来年のラスベガスのCESに完成品を出展しよう。

プロ根性

2/2(金)大阪フィッシングショー2018いよいよ開幕。

退潮から抜け出せない釣具界にあって
釣具の売り上げを落としながら業績を伸ばすルミカは業界の異端児だ。
そもそもど素人が彗星のように業界に出現した時からそう見られていた。
「直ぐに潰れるさ」と揶揄されながら40周年を迎え
何と大手に並ぶ規模で見本市にブースを構えた。
それも誰も見たことのないドーム型だから同業者の度肝を抜く。

だがその中洲にも失敗の懸念があった。
シトミの「SHIRO’S BAR・海賊の館」で
客に酒と伊達マグロを振る舞い更に・・・
とんでもないホステスの接待が隠れているのだ。
大失態となるか。

今日はライラさんを紹介しよう。
昨年のフィッシングショー横浜で
BOZLES(ボーズなし)と言う奇抜なブース運営に感動、
そこのコンパニオンのプロ根性にに感銘を受けた。
これが今回のブース設営の引き金ともなった。
するとどうしてもあの時の宣伝ガールが必要だ。
ミッちゃんにあの娘を探しておくれと懇願。
親爺の頼みにミッちゃん仕事を投げ打って
鬼刑事となって探し当ててくれた。
その想いの娘はライラと言って
昨年所属のコンパニオンを辞めて独立したそうだ。
娘も中洲爺さんのこと良く覚えているそうで
名古屋から是非馳せ参じたいとのこと。

当日がやって来た。
狭い海賊の館で大きな身体を持て余し提案して来た。
通路で「攻めの赤」のバナーを手に鮮やかな新製品紹介、
ブースではルミカストーリーを感動的に、
オマケに有名なソフトバンクの名捕手レポーターのTVにまで出演して
キレのいいギャグを連発。
観客を魅了した。

実は横浜のボズレスのブースを出た時ヤマダ君に耳打ちされたのは
「中ッサン彼女男ですよ」「ナヌー。オ・カ・マ」

諸君、ここでも勝利者の方程式が生きている。
恵まれるってのは不幸の始まり。
娘が美貌に生まれただけでチヤホヤされて努力せず堕落する。
ミッちゃんのようにイケメンに生まれなかったから
中洲士郎口説きの術を修練する。
女に生まれなかったライラさんそのハンディを見事な話術で補う。
わしゃライラさんに惚れたよ。


シルバさんとライラさん(右の女性)

焦るヤマテさん

1/31(水)今日はルミカ第29期最終日だ。
まあ黒字で終わればそれでいい。

「2年間でBiRod以外に何〜にも上市出来とらん」との
中洲士郎の叱咤に大連で身を削っているのがヤマテさん。

2発目「大閃光エイト上市」を目前にしながら
大連での帰国前日の今日、
錦州の金型屋で手直しに立ち会っております。
この成型が出来ないと2月7日からの東京ギフトショーに間に合わず
中洲士郎の逆鱗に触れること明白。
夕方神様のご加護もあって
金型の2度の手修正で何とか成型が出来たようであります。
よかったなあ。

合宿

1/28(日)さあ今日は会社に行ってゆっくりしてジムで汗を流して・・。
出掛けようとしたら玄関先に重そうなダンボール。
背後からラオポが嬉しそうに
「ヒロ君がねえ。送ってくれたの。自転車。上げてくれない?」
やれやれフィットネスバイクだ。
15分ほどああでもないこうでもないと組み立てていたが
次第に面倒になって
「忙しいんじゃ。後は自分でやれ」と逃げ出した。

さあ、広い事務室でゆっくり5時間、ジムで2時間、
7時から焼酎「薩摩茶屋」を飲むのが今日の日課だ。

だけど諸君、
開発ってどうしてこうもスムーズに行かんもんかね。
何かを他人(ひと)に頼むでしょう。時間がかかる。
「押してダメなら引いてみりゃいんだが」
大抵小1時間、手を動かしたら道が見えるはずなのにねえ。

そこで今日は「商品開発の方法を開発しよう」と企んだ。
こう言う時はKJ法だ。
まず誰しも熱中するスポーツマインドを
「現在のカッタるい」開発マインドに注入するには
どうすれば良いか。

モチベーション、オリンピック、スポーツマン、
高地合宿、シリコンバレー、徹夜。

スポーツ界はあの手この手で
集団のモチベーションを高揚させる方策を講じている。
商品開発もスポーツに習うべきじゃないか。
上記のKJカードをめくって行くと・・・

「開発合宿」に行き着いた。

よ〜し見とけよ。
東京支店のSHIRO’S BARを合宿所にしよう。

営業マンをお客に見立てて徹夜で討議をし、その場で試作する。
翌日ドン・キホーテさん等のお客様に提案して
意見を貰い再び試作する。
開発は集中力が肝心だ。
遠賀工場から前以て機材を運び込ませよう。

ナガトシの光るシール

1/26(金)今日は月に一度の役員会。
経営陣には悪いけど退屈な時間だ。

だが今日も珍奇な発見があった。

午後、遠賀から期待のナガトシ君が新製品抱えてやって来る。
彼は理系の学力じゃなくて
「棋士予備軍」としての特異性を買って入社して貰った。
中洲士郎が狙うのは珍奇な商品開発だが
珍奇な人材開発もそうだ。
超イケメンのタカデ君がバンバンライトなら
「棋士予備軍」のナガトシ君が大閃光シールにチャレンジして来た。
別に指名したわけじゃないが、遠賀工場で中洲が
「開発指導要綱」の芋ズル式開発法をブッて皆に質問した。
「商品開発は何の為にやるのだ」に
「自己実現じゃとか楽しいから」とか抜かしやがる。
「馬鹿もん。仲間の給料増やす為じゃ」と一喝。

案の定「棋士予備軍」がフィッシングショーの殺人的業務の中で
中洲にパンチを見舞おうと本社開発館にやって来た。

さて出来栄え如何。


合格じゃないか。

30分はよく光っている。
だが上市するなら3時間以上光らせたい。宿題だな。
「時間をどうして延ばすか考えろ」だ。
大閃光ペイントが出来たので色んな使い方が考案出来る筈だ。
「市場が考え付くより先に商品化して給料稼げ。」
と口酸っぱく言ってるが。
「手で考えろ。1週間もかかる筈なかろうが」と
褒める前に又怒鳴りつけてしまったよ。

指示忘れ防止法

1/25(木)慌ただしい中国出張を終えて帰途に着く。

これも簡単じゃなかった。
朝6時、WEIFANG市の高級ホテル、
残念なことに優雅な朝飯頂けずに青島へ出発。
車中でWUさんに15項目程の開発案件を説明した。
WUさんは凄い人でね。
まあ彼を引き入れたアリちゃんがもっと凄いのかも知れんが。
アリちゃんと違ってWUさんは
中洲が思いついた事は大抵翌日には結果を持って来る。
逆に申し訳ない気持ちになるよ。

大閃光エイトの製造のカナメの溶封治具を
エンタイの知り合いが作ってくれたと見せてくれた。
WUさんはエンタイから中国出張の中洲に合流してくれたのだ。
「凄い出来だ」と褒めたら
「中洲の指示通りに作ったまでよ」と。
多分中洲の出まかせの言葉を
日本の連中と違って疑わずに実行したようだ。

札幌のアイビックのマキノさんは
複写式の「業務依頼書」なる小さなメモカードを考案して
業務依頼する時に活用している。
あれだと物忘れ名人中洲にも好都合だが
ルミカの依頼黙殺型人種には都合悪かろう。

さて青島空港から福岡に向けて飛び立った筈のMU機。
目が覚めたらブリッジを離れて滑走路に停機したままだ。
後でアリちゃんの話では、
エンジン吹かせたら片方がストーンと落ちて
オイルの臭いが充満したと。
結局降ろされて待つこと5時間。
綺麗な代替え機で良かった。
確かに前の機体は酷いオンボロだった。
あれだったら福岡まで心配で眠れないだろう。

雪の贈り物

1/22(月)今日は幸運の女神が珍奇な発見を授けてくれた。

昨晩の疲労性痴呆症から一夜明けて中洲元気に出社。
ありちゃん「皆んな見本市症候群で死んでるのに
中洲爺さんはどうしてこんなに元気なの?」
そんな嫌味モノともせず中洲、終日大言壮語。

大連に出張で福岡空港から飛び立つ予定のヤマちゃんが
「大連が雪で北京からのCA便福岡着予定が立たない。
福岡大連便は何時飛べるかわからん。どうしよう」
「戻って明日にしろ。今日は中洲とアリちゃん3人で開発会議だ」

開発会議のテーマは光るバンバンライト、光るシート、
それに光るシール何れも平面発光だ。
中洲が口すっぱく言っても
「PEシートに不織布を溶着して植毛シートを作る」
って事を理解しない。
「わしゃ何時までも生きとれんばい」中洲節で喚いていたら
ヤマちゃんゴソゴソと何やらカバンの中を探している。
この人何時も間が長いので中洲と波長が合わない。

「帰り道空港近くのドラッグストアでめっけたんだけど」と言って
机に取り出したのが医療用透明サージカルテープなる物だ。
横浜フィッシングショーでも
子供たち相手に大活躍の大閃光ペイントで
この不織布を光らせると写真の様になった。


水の中でも3時間明るく光る。
中洲発案のマジックパウダーを混ぜて塗れば2日間光るだろう。
マジックシールの完成だ。
美少女リナが光って踊り出す。
渋谷さんがオリンピック水泳センシングで突撃できる。

ヤマちゃんやってくれたね。

これで14の珍奇な発明のうち
「大閃光エイト」「大閃光ペイント」
「Bi水族館」と「大閃光シール」の目処が立った。
そして一昨日はサイリューム社との間で新たに
緊急用バックパック「サイリュームSOS」開発が追加された。

11個の課題が残る。
大物「子宮検診器」は
変人イノウエから鉄人ヒハラにシフトしたので
もう直ぐ仕上がるだろう。

横浜フィッシングショー疲れで半ば死んでいたカナエちゃん
「サイリュームSOS」直販開発に目を光らせる。

「サイリュームSOS」の何者かは追って諸君に明かそう。

TVで魚掛かっているかな

1/20(土)圧倒的威容のルミカブースが大盛況のうちに2日目を迎えた。
そして今日予定されたのはサイリューム社の来訪だ。

サイリュームと言う商標は
1993年まで100年近く続いた米国化学会社の雄・ACC社が
1970年世界で初めて実用的化学発光体を世に出した時に付与された
シアンとリュームの合成語だ。
今では一般名詞化しているが
世界中でサイリューム社が商標登録し、今日がある。

今回の来日でルミカとサイリューム社は強い歴史的絆を再現し
市場を守って行くことになった。

ルミカからもサイリュームと言う商標の製品を配貨することになる。
ユダヤ人の大物社長、入場するなり
アリちゃん達化学チームとへそ曲がりイノウエの傑作
「大閃光ペイント」を手にして狂喜する。

海外では「CYALUME PAINT」に改名だ。

今日の珍奇な発見は水中IPカメラ。
会場のカワハギの水槽のIPカメラから
自分のスマホに可愛いカワハギ君の姿が映し出せる。

ことの発端は
五島の宇久島の観光協会の会長との企みからだった。

宇久島の素晴らしい海底の風景と魚たちのリアル映像を
フェリーターミナルで子供達に見せようと企画したことだ。
ついでにその映像を見本市の会場でも写したい。
だったら方式はインターネット経由で配信するしかない。
ここで大連ルミカのWUさんがPOE技術の水中転用、
本社開発館のノミさんがネットワーク技術、
防水ケースは金型名人のヒラタ君が
「泣かす士郎」にどやされながら
何とかこの見本市に間に合わせた。

「上手くいきゃ、これから毎朝早く起きて
掛かってもいない魚を見に沖に出なくていいな。
布団のテレビひねれば水中の置き網が写し出されるんだから」
完全下戸の癖に何時も酔ったように
明るい村上さんがつぶやきそうだ。


大閃光ペイントがサイリュームを射止める。

勝つに決まってる

1/19(金)企画が始まって半年、
社内はドタバタに明け暮れて遂に今日の本番を迎えた。
1000万円投じて横浜、更に1000万円投じて大阪Fショー出展だ。

事の起こりは昨年の同じショー。
ケミホタルの売上減少に合わせるように、
どんどんブースを狭くして行く。
「バカヤロー」「来年は20コマでのプランを立てろ」
「無茶な。何を並べりゃいいんだ」
「だったら新製品を開発しろ」
そして一年経った。
会場にところ狭しと並んだ新製品群にニンマリの中洲士郎
人生で一番気色良い1日でした。

1週間前「打ち上げ花火」の思いつきに中洲は膝を打った。
関係者達にあの極上伊達マグロを振舞うのだ。

だが悪い予感が的中。
「アタシが半年間温めたSHIRO’S BAR海賊の館プランを
日本食のサシミで台無しにするのか」と
シトミが荒れ狂うこと数日。

「俺が勝つに決まってる。
何たってお客には美味いもんに限る」と

そして開場、海賊バーのママさんよろしく
可愛いシトミ、終日ご機嫌で来客をもてなしたね。


お客様美味そうでしょう。宇和島の養殖伊達マグロ。