法螺のツケ

1/18(木)いよいよ横浜みなとみらいにあるパシフィコ横浜で
20小間ブースの設営だ。
スイスで開発された三角パイプドームが
見本市に登場するのは日本で初めてらしい。
特異な構造が異彩を放つが、展示の内容が凄い。


釣具の同業者が「中洲遂に狂ったか」と言いそうだ。

社内の誰もが「又また中洲のホラよ」と
「フィッシングショー20小間設営号令」を無視してたら
元気な駆け出しのアッコが企画書を作って来た。
「中洲っさん。国内見本市では初めてよ。
横浜、大阪2箇所で3500万円掛かるのを
このアッコが2000万円に負けさせたのよ」
「ナヌッ!にせんまんえんだと〜」「マズイ事になった」
だがもう遅い。
それから半年間、社内は新監督アッコの命令に従う他なかった。
中洲士郎もその1人。
苦々しく思っても印籠渡したから仕方がない。
それに先輩のシトミがアッコに付いているので
どうにもならんかった。

意のある経営者ならきっと唸るはずだ。
「ルミカは人材が凄い」と。

広いブースの2ヶ所でステージが立つ。
思い思いに練習スピーチをやってる。
「ホタルの夢に誘われて起業40年ルミカストーリー」
講演練習で演者の新入りカワジリ君が面白いことを言っている。
「創業者が自称する中洲士郎とは
本籍地の博多中洲に由来する。
一方で開発案件の社員無茶振りで
社員を(泣かす士郎)であります」と。
上手いこと言うよね。

そしていよいよ明日から「ブログ日々是如夢」が始まる。
中洲士郎を白日の下に晒すことになる。
エライことになった。
老婆ラオポの目に止まりませんように。

貧しい時代に

1/17(水)エライ時代になった。
販売はいよいよネット通販の時代に雪崩を打って突入だ。
アマゾンに代表される総合ネット通販と
中小の専門ネット通販、それとメーカー直販が時代を支配するのか。
10年前日経ビジネスでも特集が組まれていたが、
中洲士郎も他の経営者と同じく打つ手が見出せなかった。
時代の変化について行けない何時もの負けパターンだ。

そこに独立自尊の旺盛な者は、
鋭い嗅覚と迅速な行動力でオゴる老兵達の虚を突く。
ルミカに於いてそれを可能にしたのが中国という闇だった。
最初に関係業界のネット通販最大手の八王子のヤマサンが
ルミカ脱藩者の手に落ちた。5年前のことだった。
雑貨量販店も落ちてルミカは史上最大の危機を迎えた。

中洲士郎、己れの浅はかさを悔やみ
4つの誓いを立てて再生に臨んだ。
その筆頭が新商品・新市場開発だ。

ヤマサンについては「ルミカ恐怖の営業マン」エンドーが
3年掛かって取り戻した。
「挨拶に出向いてくださいよ」
エンドウの懇願が脅しに代わっても出向くのを控えていた。
それが「横浜フィッシングショーの我がブースにお出まし」
との報を受けて
「こりゃマズイ。先に挨拶に行かなきゃ礼を失する」と
飛んで行ったのが今日だ。

感想?凄い会社だった。
大きな実店舗もあり
そこでは多品種のブランド商品が整然と積まれていた。
しかも国内最安値で。
買い物好きの人間なら堪らんお店だ。
見本市で来客に配る駄菓子を1万円分買ってしまった。
たったの一万円かと思える程の分量だった。
この会社なら中洲開発の取って置きの新製品を
独占販売して儲けて貰いたい。

先のネット通販の今後だが、
これはまさにレッドオーシャンそのもので
過当競争が利益を圧迫し
会社員は誰も豊かな経済力が得られなくなってしまう。
怖い時代に突入しそうだ。

だからこそ自社の新商品開発と
沈滞した他の市場に乗り込んで代わって新商品を開発し
ユーザー直結で高利益を頂くのだ。
折角のブルーオーシャンを
レッドに変えるだけの古い流通に頼ったら
開発会社にとって自殺行為に等しい。
ブルーオーシャンの為に社員が経営資源を優先的に使って活動し
仲間たちの経済力を世に突出させれば会社と仕事が面白くなる。

横浜に向けて

1/15(月)いよいよ横浜フィッシングショーが始まる。

ブースに設置するアイパオや展示用のケミホタル製造装置
それに諸々の展示サンプルを積み込んで
会社の3トンコンテナが出発。
よろず工事屋兼オートレーサーのオーノ棟梁と
1升飯食いで大型トラック運転プロのイワモト2人が
勇躍出発するのを遠賀工場で見送る。

若いアッコが2000万円使ってこの見本市の監督をやっている。
彼女が間違ってこの年寄り2人をメンバーから外していたのを
中洲の一喝で復活した。
「オーノ、アイパオ開発はお前の最後の大仕事だ」
中洲のハッパに1週間休みなく作品に取り組む。
横浜と大阪の会場で大喝采浴びるだろう。

アイパオとはこの10年間、中洲が設計大野が施工して来た
「家でない家」開発。
2020年から世界のホームレスに1日1ドルで貸し付ける
RENT A DOLLAR HOUSE プロジェクトを始める。
その為に今回チャッカリとショーの予算を使って
新バージョンを開発した。

さて今日の珍奇な開発はバンバンライト。
先般、超イケメンのタカデ君に委託したのがだいぶ形になって来た。
完成度は50%。中洲の珍奇な発見を注入すれば
オリンピック委員会に提案できよう。


遠賀のトロい空気ではタイムアウトになってしまうな。

小一時間化学チームにハッパかけ続けた。
渋い顔の面々にどれ程通じたか。
世界の女性への福音「子宮検診器」製品化試作は
変人イノウエ君に頼むのやめて
17日東京のヒハラチームに託すことにする。

探し物

1/14(月)盟友ヒメノさんの辞書には
「怒る」という言葉が見当たらない。

諸君、いつ如何なる場合でも怒っちゃダメだ。
事態は更に悪くなるのに、甘えて「怒って」しまう。
瞬間湯沸かし器なんぞは絶対バチ当たりだ。
この所中洲士郎ヒメノさんを見て大いに反省しとる。

そのヒメノさんだがBi水族館のセッティングに余念がない。
いやこのフィッシングショー出展で追い立てられている。
当然土日返上だ。
駆け出しのオーツカ君が一応水中カメラをモノにしたので
水族館が形になって来た。
彼が姿をくらませているのは
LEDライトの水中カメラ組み込みが上手くいかないからだろう。
30メートル海底が照らされてVRゴーグルに美しく映し出されるのを
フィッシングショーで公開するよ。
勿論釣師には応えられん道具だ。

ここで中洲の珍奇な発見

中洲は子宮検診器の小型球状カメラを覆う
膣内で膨らませる風船が見つからんので難儀している。
勿論専門メーカーに特注するが
取り敢えず量産試作の段階では市販品を探すことだ。
これが開発者の腕の見せ所だ。
東京のヤマダさんなんか秋葉原でブツブツ呟きながら
何時も何やら探し回っているらしい。
そうやってジャニさんなんかの大ヒットを打つのだ。

中洲も知恵を絞って
膣内で膨らませる透明バルーンを探す探す。

「そうだ。ゴクアツだ」

アマゾンで検索し、ゴクアツと称する品を家に送って貰ったが
色が黒だった。
だから映像が悪い。
ワシが居ない間にラオポに包みを開けられたらと心配したよ。
商品開発も楽じゃない。

ああ透明の超厚品が欲しい。

漫画ケミホタル

1/9(火)さあ今年の開幕だ。
野球なら新人王で華々しくデビュー。
その後鳴かず飛ばずでいつしか忘れられた選手がいる。
そいつが突然再びフィールドに登場。
狂ったように打ち始める。
ファンが熱狂する。そしてリーグ優勝。初夢か?

東京支店のミチワキさんが漫画描いてくれた。凄いなあ。
主人公の名前は中洲士郎にして欲しい。

ワクワクする事

1/7(日)どうしても今日仕舞わんといかん仕事、だがどうしても手掛けたい仕事で毎日悩む。

会社勤めで最大難儀なことは経費精算だ。今年も未だ箱に領収書が仰山残っている。ナガハマ姉さんに期末に持ち込めば確実に悲鳴を上げるな。だがやりたい仕事があるので精算は明日の休みに賭けよう。

今日は世にも珍奇な発明だ。少しばかり淫らな要素が加わると誰だって開発に夢中になるよ。今日の休みに出てきて手掛けるのは「家庭用子宮検診器」開発途上14件の中洲案件のうちこいつが一番凄いが誰一人膝を打つ者ががいない。死んだスティーブ(ジョブス)に聞いて見たいよ。「ねえスティーブiPhoneより有望じゃない?」って。

クイズ
この風船は何でしょう

東京支店で青年にコンビニに買いに走って貰った。数人の女子高生に見られて囃し立てられたそうだ。
アマゾンでゴクアツを発注。家に届いた。危ういところだった。しかも黒色。それでも立派な結果が出た。

諸君何事も例えば美味いものでも受注でも女性でもそして発明でもゲットするまでのスリルが面白い。それでこんな下らないブログ書いてるのは世に大ヒット製品が出る前の話を共有しようという人類史上初の試みをワクワクしたいからだ。勿論失敗したら「バッカじゃないか。やっぱりね。俺もそうじゃないかと思ってたんだ」それでお終いだ。

科学ってのはロマンなんだ

1/3(水)真夜中の開発談議。相手は次女。

ユバルの大閃光ペイント試射動画を見せながら
得々と新製品ペインターの凄さを説明。すると
「どうしてイスラエルなんや」
「防災用なら色を変えて誤射クレームに対処しなきゃ」
「顔に塗りたくってクレーム出るやろ」・・・・

中洲士郎いささか色めいて
「見た事、聞いた事のない製品を画期的と言う」
「だからお前みたいなのがあーじゃこーじゃ言う」

思い出すなあ。1985年の頃かなあ。
あの頃も会社に石橋君と言う女性がいてね。
博多ボーリングでJAL見本市があって
彼女と一緒にケミホタルをノベルティ用に出展した。
そこへ赤子を背負い更に1人の幼児の手を引いた
若い女性がブースに入って来た。
中洲、満面の笑みで得々と化学発光を説明。
それをさえぎるように
「ケミホタルって海に捨てられたら公害の元になるでしょう。
どうするんですか」って詰め寄る。
「そうやって人類は進歩するんです。車も飛行機も家電も」
なんて言っても聞く耳持たなさそうだから「スミマセン」で終わった。

「アンタだってセックスして子供産んだんだろう。
貴女の解釈ならそれも一種の公害じゃん」と言いたくなった。
そんな事言えば絶対訴えられるから止したが。

今回の大閃光ペイント談議でそんな昔の事ふと思い出したね。
だがこのままで日報閉じればその女性を侮辱したことになる。

21世紀に入ったすぐの頃から大西洋上で
「はえ縄漁」でのサイリュームの使用が禁止された。
それは一羽のコウノトリの腹から6インチが出てきた為の措置らしい。

あの時の子連れの女性が
「お魚のお腹から
飲み込んだケミホタルが出てきたらどう対処するの?」
って言えば論理的だ。
そして現代じゃそれは社会問題になる事件だ。

「新しい科学技術こそ人類のロマンだ」
なんて焼酎飲みながら気勢あげるのは男だけの世界か。

でもそんな馬鹿な夢の話に加わる女性も居たら可愛いなあ。

Bi360°リモートカメラ遂に完成か

仕事納めがやって来た。
今年も開発ラッシュだったが・・・。
中洲案件は遂に一件も上市に至らなかった。

だが化学品分野ではアリちゃんチーム、
精密機器ではヒメノチームに元気な若手面子が加わり
これをイシバシの直販チームが引っ張る構図が出来上がった。

仕事納めの開発作業で
ホープの1人オーツカが、遂にVR360°カメラの防水ケースを完成させた。
やっと防水機能は完成だが、内壁に接着剤が垂れて新年に持ち越し。
「下手くそ、ばかやろ」で今年もおしまい。
来年が脅威的に面白くなる。

帰りに久しぶりのジムで全身爽快。
12月は出張ばかりで4回しか汗を流せなかった。
来年は月に8回は通いたいなあ。


遂に防水が完全機能したBi360°リモートカメラ。
だが内側の接着剤が垂れて視界を遮った。失敗だ。
従来の防水はケースからカメラを取り出すことが常識。
ルミカは防水ケースをカメラに固定した。

ブログで新卒採用バックアップ

中洲士郎ブログ日々是如夢を社外にも公開することになった。

我がセグチ女史、
中洲士郎の人生最大の野心を実現しようと日夜頭を痛めている。
今日その概要が明らかになった。
明けて1月19日ルミカのホームページに
中洲ブログを貼り付けることに。

大ヒット商品を発想から着想、構想、企画、製造、発売まで
読者とプロセスを共有し
一緒に結果を喜び落胆しようとする
非常識で未曾有のブログを作るのだ。

嘲笑受けようが非難されようがラオポに噛みつかれようが
此れこそ中洲士郎人生最大の発明にしたいね。
な〜にブログがヒットしなきゃ問題は起こらない。
問題となるほどヒットしたらその時考えよう。

まあ寛容な皆さんが
ブログは中洲士郎の呆け防止だと許されるのを期待しよう。

最近の日経トップリーダーに
新卒採用にはホームページ上にブログアップが有効とあった。

老舗菓子店の5人の採用枠に16000人がエントリーとのタイトルが踊っている。 これも社内ブログの公開を決意した理由のひとつです。

ビーフカレー

博多西中洲にワダモンと云う欧風田舎料理の店がある。
店主は3代目のM氏。
今日はこのお店でTAI社専務を
アリちゃんと2人でおもてなしした。
何しろ今日は大閃光ペイント第1号が正式な設備で製造された
記念すべき日だ。


緊張のアリちゃん。
記念すべき第1号

ワダモンの今日のお料理はというと
田舎風スープ(これが名物)
鯛の薄造り
何やら小鉢
そしてメインは
五島の黒毛和牛の黒ごまソース

店主のM氏は
このワダモンをこよなく愛する中洲士郎の頼みを喜んで聞いてくれる。
このステーキは10年ほど前まで定番だった。
今はメニューに無い。

ワダモンの思い出
そうだな。あれは小学校の6年頃だろう。
母親の中洲若子が士郎をこの店に初めて連れてきた。
メニューで一番安いビーフカレーを注文した。
大きなサイコロのビーフが黒いカレーに包まれていた。
もう死んでもいいくらい美味かったな。

若子は何時も綺麗な着物を着ていた。
中洲士郎が12歳だとすると若子は29歳だな。
10年ほど前の19の頃はこの西中洲で芸妓やってた筈だ。
その時からこのワダモンを贔屓にしたか、それともされたか。
何か物語があったのかも知れん。
だから士郎に博多随一のワダモンの西洋料理を
財布をはたいて食べさせたのだろう。

あれから60年経った。