足跡

大連ルミカでヤマテさんと激しく仕事をしております。旧工場から新工場移設作業の中で生産工程どれをとっても40年ひたすら進化を拒絶してきた姿がありありで2人はそこかしこで絶叫しております。

「ケミホタルの話」で縷々語りましたがルミカはその出生に問題があったために命令系統が曖昧のまま人員が増えました。生産現場というのは地層のようにその会社の技術開発の風土が映し出されます。ルミカには製造責任を自覚した「長」がいなかったのです。

これはルミカの生産現場に限ったことではありません。己の責任を認識して毎日それを反芻する「長」の下なら人は育ちチームは大きく成長を遂げます。しかし現実社会では平気で真反対が横行しているようです。そんな職場では明日が見えません。そして朝の出勤が辛くなるのでは。

本当ならルミカは日本を代表する会社になれたのに。しかし幸いルミカは生きております。40年経って漸くくびきから解放された今、これからルミカは明日に夢が託せる会社になれるような気がしました。

後々嘗ての自分の職場に人が足を踏み入れた時そのすがすがしさにウットリするといいなあ。

30年の代物。新工場でまだ働きます。