ビーフカレー

博多西中洲にワダモンと云う欧風田舎料理の店がある。
店主は3代目のM氏。
今日はこのお店でTAI社専務を
アリちゃんと2人でおもてなしした。
何しろ今日は大閃光ペイント第1号が正式な設備で製造された
記念すべき日だ。


緊張のアリちゃん。
記念すべき第1号

ワダモンの今日のお料理はというと
田舎風スープ(これが名物)
鯛の薄造り
何やら小鉢
そしてメインは
五島の黒毛和牛の黒ごまソース

店主のM氏は
このワダモンをこよなく愛する中洲士郎の頼みを喜んで聞いてくれる。
このステーキは10年ほど前まで定番だった。
今はメニューに無い。

ワダモンの思い出
そうだな。あれは小学校の6年頃だろう。
母親の中洲若子が士郎をこの店に初めて連れてきた。
メニューで一番安いビーフカレーを注文した。
大きなサイコロのビーフが黒いカレーに包まれていた。
もう死んでもいいくらい美味かったな。

若子は何時も綺麗な着物を着ていた。
中洲士郎が12歳だとすると若子は29歳だな。
10年ほど前の19の頃はこの西中洲で芸妓やってた筈だ。
その時からこのワダモンを贔屓にしたか、それともされたか。
何か物語があったのかも知れん。
だから士郎に博多随一のワダモンの西洋料理を
財布をはたいて食べさせたのだろう。

あれから60年経った。