裸のウイルス(その18)

ボケにあらがってブログ書いてます。中洲士郎ブログの先生セグチ女史から「先の中洲のアタッシュケースの中に中洲のイカサマセールスの原型を見た。そしてバラバラだったパズルに最後のピースがカチャっと音を立ててはまった」との嬉しいコメントが届きました。

中洲はこの半年明けても暮れても新型コロナウイルスというパズルに呻吟しております。悲惨の極みはブラジル・サンパウロの貧民街ファベーラ地区でのニュースです。二酸化塩素での防護策を確立して直ぐにでも救援活動を開始しなければと心がはやります。

ピースと言えば読者の皆様、7月27日それはウイルスパズルのピースがガチャンと音をたてて繋がった記念すべき日でした。何事にもきっかけがあってそれが水平に展開し人知の及ばないところでパズルのピースがはまるのです。

幕開けは7月27日の朝、大連からの業務報告です。「7月28日午前7時からルミカ大連工場の全員にPCR検査が実施される」と。大連も日本の当事者も皆「仕方がない」という反応でした。

そこのところです。世界中が「陽性者が出れば仕方がない。お上の仰せには従わなければ」と。妙に従順な羊になるのです。たった1人の工員の陽性判定で操業停止、そして時には会社倒産も止むないとするのか。これって世界中が妖怪の暗示にかけられているのではありませんか。

目を覚しましょう。誰が何と言おうと先ず「口腔のウイルスをすぐに始末してPCR検査で陽性反応を出させない」ことです。自分の身体ですよ。

方針が決まれば頭をフル回転。老婆(ラオポ)の御宣託「お前さんは絶対ボケとる」に抗って。

大連工場のジンユイ総経理には「絶対に陽性者を出さないこと。何なら二酸化塩素水で全員ウガイして検査を受けるように」と指令を出しました。「それって?!」皆、絶句。

そして午後遠賀研究室の頼りになる助っ人ヤマテとナガトシを開発館に呼びつけて二酸化塩素水ウガイ対策を検討することに。

米国には二酸化塩素ガスの使用指針は出てますが二酸化塩素水での水道水殺菌は有ってもウガイなど何処にも記述が見つかりません。じゃあ生体実験をやろう。取り敢えず1ppmの濃度を基準にすればいい。それは1000倍の希釈液をさらに1000倍に薄めることになる。1リットルのペットボトル内で1%濃度の二酸化塩素水を10倍に薄めその1ccをさらに1リットルの水に希釈するのです。

こんなに薄くして効果出るか心配なので取り敢えず10倍の10ppmでウガイすることに。思えば18世紀の終わり天然痘が猛威を奮ったフランスでジェンナーが牛痘の実験をしましたねえ。こんな心境だったのでしょうか。

独身のナガトシは勘弁して嫌がるヤマテと中洲の2人でウガイをしました。口内は全く何ともありません。呆気ない実験終了。しかし何か府に落ちません。そうしたら中洲の脳味噌をよぎるものがあります。「そうだ、口内の二酸化塩素を測定しよう」と。そして直ぐにハネウエルの携帯ガスクロを始動させて測定。そうしたら?!。

ゴジライフェクトです

ヤマテの吐息からは0.4ppm。どういう訳か中洲のからは0.1ppmの二酸化塩素ガスが放出されていました。何度うがいしても1時間後でも放出が止まないのです。おまけに翌朝のことです。中洲には老人性歯周病で痛かった歯茎から嘘のように痛みが取れ、一方のヤマテは口内炎発症と下顎に腫れが生じたのです。

多分常人には濃度が濃すぎたのでしょう。「適正な濃度を選べば限りなくコストゼロのウガイで新型コロナウイルスの拡散は防止できる。口腔更には肺内のウイルスを皆殺しにする。且つ数時間、口腔に付着した二酸化塩素水から吐息と共に噴霧される0.05ppmの二酸化塩素ガスの活躍が続きます」

名付けてゴジラ大作戦。それは密集場所でのウイルス達をゴジラ宜しく人間が口から激しく炎をふき出してウイルスを焼き殺してしまう作戦です。

問題は厚労省が二酸化塩素水でのウガイなど人類がウイルスで全滅しても承認しないことです。そこで老兵又頭を絞りました。そして遂にウイルス防護策ならぬウイルス武装策が完成したのです。これは次回にご報告しましょう。

「それで28日のPCR検査はどうなったのか?」朝7時になってPCR検査取りやめの通達がジンユイに届きました。それは大連市当局のオヤゴコロだろうと中洲は感謝しました。しかしジンユイの解釈は「どうせ行政に検査の費用が捻出できなくなったのでしょう」と。さてさて真相は。