Technology

ルミカの技術

破割性ガラスアンプル製造

ルミカは創業以来40年以上にわたり、独自のアンプル技術を使った製品を生み出してきました。

・電気を使わず熱を発しない化学の光「化学発光体」
・各種薬品類の取扱いを容易にした「検出キット」
・香りをガラスに封じ込めた「発香体」
・化学反応によりガスを発生させる「ガス発生スティック」
など

当社のアンプル技術は、品質・種類・コスト・生産能力の点で世界トップレベルにあります。この技術を応用・展開し、さまざまな分野の製品開発・市場開発のお役に立ちたいと考えています。

化学発光体ルミカライトの仕組み

スティックを軽く折り曲げると、スティック内部のガラスアンプルが割れ、酸化液と蛍光液の2つの化学物質が化学反応を起こし光り始めます。
化学発光体は熱を伴わない特徴を持ち、「冷光」と呼ばれています。
内部の化学物質に毒性はありません。

素材・成分

〈チューブ〉
ポリエチレン樹脂またはポリプロピレン樹脂
〈ガラスアンプル〉
硼珪酸ガラス
〈酸化液〉
エステル系溶剤(酸化液全体に対して約75%)
アルコール類(酸化液全体に対して約20%)
過酸化水素(酸化液全体に対して約5%)
サリチル酸塩(ブレスレット1本あたり十万分の一グラム)
〈蛍光液〉
エステル系溶剤(蛍光液全体に対して約92%)
シュウ酸エステル(蛍光液全体に対して約8%)
蛍光色素(1%以下)

ルミカの破割性アンプル

●均質、高品質なガラスを使用
ルミカのガラスアンプルは高品質なBSガラス(硼珪酸ガラス) を使用しています。一般的なガラスと比べて強度が高いため、薄く均質に延伸します。また、不純なガラスにみられるアルカリ成分の溶出もほとんどありません。

●サイズのバリエーションが豊富
直径1~10mm、長さ15~300mmの円筒形で製造が可能です。

●封入液量も自由自在
最小数マイクロリットルから十数ミリリットルまでと広い範囲に対応します。注入する液量の誤差も最大でも数%以内です(封入誤差はアンプルサイズによって異なります)。

●ピンホールなし
当社が独自に開発した検品システムにより出荷時の液漏れアンプルは皆無です。

●リーズナブルな価格
中国・大連の自社工場で生産します。

●破割により簡単に内容物を放出
ガラスアンプルを割ることで中に封じ込めた液体を放出します。ガラスに直接触れないよう外側をプラスチックで覆う二重構造にするのが一般的です。

ガラスアンプル技術による製品化例

・使用直前までバリア性の高い容器に入れておきたいもの
・使用直前に2つ以上の物質を混合させたいもの
・取り扱いの難しい物質を簡単にキット化したいもの 

など、製品化のご希望がありましたらお気軽にお問い合せください。

イージーアンプラーシステム

ワンタッチでμlオーダーのガラス製アンプルを作成できます。

・微少量サンプルの保存、コンタミレス分取、マイクロ化による新機能の開拓に効果を発揮します。
・オートクレーブ・乾燥滅菌が可能です。
・-80℃での保存が可能です。
・専用のアンプル材料ガラス管と簡易封入装置からなるイージーアンプラーシステムが、新商品開発・研究開発をサポートします。

ガラスアンプル材料:ホウケイ酸ガラス(耐熱ガラス)
ガラスアンプルは洗浄済み(濯ぎ水はJIS・A1グレード)
ガラスアンプルは未滅菌です。お手持ちの滅菌器で処理した上ご使用ください。
装置等の仕様は予告無く変更される場合がございます。